「沈まぬ太陽」のおすすめ

 皆さんこんにちは、山口です。代表の業務優先ということでコラムは少しお休みを頂いておりましたが、久々に僕から書かせていただきます。今回は読書の秋、ということで僕からは「沈まぬ太陽」という社会派の小説をおすすめさせていただきます。

物語のあらすじ

 物語の舞台は1970年代のナショナルフラッグキャリアである国民航空。主人公の恩地は同社の労働組合の委員長となり、労働条件改善のために奔走します。結局、一定の成果を残すことに成功はするものの、会社の上層部から不興を買った恩地は足掛け8年の海外勤務を余儀なくされます。そのようなドロドロした人間関係の中、必死に奔走する恩地やその周りで手を貸す人、暗躍する人などなどの人間模様を描く作品です。

この小説をおすすめする理由

 この小説は3編、計5冊の文庫本で構成されており、1冊当たりのページ数も400ページ超えという長編の小説です。それゆえ、全体を通して余裕のある表現がなされており、登場人物への感情移入がしやすいことが特長です。また、労働組合という学生にとってはあまり身近とは言えない存在がテーマとして扱われており、あまりバイアスのかかっていない状態で楽しむことができる点からもおすすめできます。今のうちにこの作品を楽しんでおき、数年後、社会人として経験を積んでからこの作品を再度読み返すことで2度楽しめるような気もします。

映画版・ドラマ版もおすすめ

 上記のようにおすすめの小説であることは間違いないのですが、非常に長い小説でとても楽に読める小説ではありません。そこで、比較的短い時間で楽しめる映画版、全20話構成で原作を忠実に再現したドラマ版もおすすめです。特にドラマ版は全20時間と長めではありますが、その分原作の重厚さが十分に残っており、この作品を隅々まで楽しめるかと思います。ちなみに、僕はドラマ版でこの作品に初めて触れ、ドラマを3週くらいしました。

終わりに

 前回のまみとはだいぶ毛並みの違う本の紹介でしたが、いかがでしたでしょうか。緊急事態宣言終了以降、FRESHひろばに5巻すべて置いておく予定ですので、是非FRESHひろばにご来館ください!

コメント