【2021プレゼンバトル】黒板とキッチン

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団体名

黒板とキッチン

取り上げる活動の概要

●「黒板とキッチン」というオルタナティブスペースの運営

黒板とキッチンはゆりの木通り商店街にある万年橋パークビル1階にあります。ここは誰でも無料で利用できるフリースペースです。

ここでの大きな業務は、シャッターを開けこの場所を開放することです。私たちスタッフは訪れる利用者に対し特別な接客をしているわけではなく、ただただお互いにそこにいていいと「個人が個人として尊重される空間」であるよう心がけています。重要なのは利用者だけでなく私たちボランティアも楽しいと思える場所であることです。

この場所は利用者にとってもスタッフにとっても自宅、学校や職場以外の“サードプレイス”としての機能を有しています。

活動にあたっての背景・課題

黒板とキッチンは2021年の11月までアルバイトを雇って運営していましたが、12月から学生によるボランティアでの運営に切り替わりました。私たちはもともとここの利用者であり、ここの存続が危ぶまれたために学生による運営を行うことにしました。

この場所の大きな価値は「理由がなくてもいられる」、「いるだけならお金が発生しない」ことにあると考えています。日々の生活の中で多くの時間を過ごす自宅や職場、または学校などの場所に違和感やどこか孤独感を覚えている人たちに対して、憩いの場となる選択肢を提供できているのではないかと活動を通して感じています。

活動の内容・成果

オープン時間にシャッターとドアを開け、最低限の清掃をしてそこにスタッフがいることが活動の大部分です。いるだけなら「無料」のスペースで、一休みで立ち寄ったり、お昼ご飯を食べる場所として利用したり、ちょっとしたパソコン作業を行うなど、様々な目的でここの場所は利用されています。私たちスタッフがすることは利用者とそこに「共存する」こと。お互いにそこにいることを否定せず認め合う空間になるよう心がけています。

日々私たちから生まれる活動は「面白そう」、「楽しそう」という単純な考えからというものがほとんどです。私たちは個々が強く存在しているわけではなく、ある程度お互いに依存しあって存在しており、一人に対して大きな責任が伴わないことで新しいことを始めることへのハードルが下げられているのではなかと考えています。そうして生まれた小さな活動は、結果的にコミュニケーションを生むきっかけとなり新たな人とのつながりを形成するきっかけになっています。

新型コロナを踏まえ、どのように活動を行ったか

集客の伴うイベント主体の活動ではなく、個人が主体となるよう促しました。これまでは人が多く集まるイベントも多く開催されるような場所でしたが、コロナ禍もあり、個人的な活動に重心を移し個人の「やりたい」が実現できるようなスペース運営を考えています。

大学や世代の垣根を越えた協働

黒板とキッチンの大きな強みはコミュニケーションを促すために創られたキッチンと黒板にあります。普段は異なった環境で過ごしている相手ともキッチンや黒板というツールを通して自然な会話が生まれています。

具体例としては、キッチンを囲むことによって食文化の違いについての会話に発展したり、黒板に描いた地図に欲しい店舗や施設を一緒に描くなど、地域や世代の垣根があっても会話が生まれ新たな発見がある場面も多々ありました。

意気込み

学生ボランティアに移行してからまだ日が浅く、利用している方々は常連さんや近しい学生など、何らかの繋がりがあった人がほとんどです。このフォーラムを通してこれまで繋がりがなかった人にこの場所のことが届いてほしいです。

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